『アクエリアス(水瓶座)の時代』とは     トップに戻る

西洋占星学の診断で重要な『黄道12星座』の起点は春分点(春分の日に太陽が来る位置)で,それを“牡羊座”の0度と定めます。
 以下黄道(太陽の通過する天空上の帯)上を東向きに30度毎に“牡牛座”“双子座”・・・“水瓶座”“魚座”が配されます。
 春分点は西洋占星学が体系的に整った紀元前2世紀の頃には,黄道上の実際の『おひつじ座』の初めの方にありました。(それが現在の占星学用語の『黄道12星座』のもとになったのです。)
 ところが,“歳差”現象といって,23度半傾いている地軸が約2万5800年に1回の割合で,コマのように“首振り運動”をしているため,春分点が毎年西に極微少に移動します。

これまでの2千数百年は春分点は黄道上の実際の『うお座』(直感,宗教を象徴)を通り,これからいよいよ『みずがめ座』(知恵,波動を象徴)に入っていきます。
20世紀は科学が急速に発展しましたが,宇宙全体の知識からみれば,まだれい明期と言えるでしょう。

これから2000年以上,“水瓶座”のバイブレーションが地球上に強くなっていくと考えられています。そして,水瓶座の“支配星”である天王星(変革の星)が1996年の1月12日から影響力が最高になる“水瓶座”に入りました。その後太陽が水瓶座に入る1月21日に“合”(同じ位置に来る)になりました。
 さらに,世の中にパワーと大変化を与える冥王星が1995年11月に“射手座”(学問,哲学を象徴)に入り,2年後には受信能力の星,海王星も“水瓶座”に入ります。 これらがトリガー(引き金)となり,世界はどう変わっていくのでしょうか。

 それは“水瓶座”の特質が示してくれます。『権威主義(縦社会)への反抗と革新』,『自由な発想と個性尊重』,『発明と科学・技術』,『友情と連帯(フラットな関係重視)』などです。
 また,“水瓶座”は『交流とコミュニケーション』を司る“風の宮”に属しています。今後,爆発的に発展するコンピュータとインターネット社会は,地球全体,人類全体の神経ネットワークになるでしょう。

 これらの変革がバランスよく進み,変革のための破壊が致命的なものにならないよう我々が努力すれば,21世紀は“精神と科学”の調和したすばらしい社会が実現するでしょう。

−『来たるべきアクエリアスの時代』(1985年潮文社)の未来予測部分の転載−

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